Diagnostics and Render Statistics
診断とレンダリング統計
AMDのRadeon ProRenderでは診断トレースを有効にすることができ、レンダリングの統計を匿名で収集できます。
Diagnostics and Tracing/診断とトレース
不運にもクラッシュする場合は、トレースダンプ(Trace dump)を有効にしてください。トレースダンプには、いかなる種類の個人情報も保存されませんが、開発者は、シーン、つまりトレースファイルに存在するデータに基づいて、クラッシュがどのように発生したのかとその理由を特定できます。
デフォルトでは、容量を節約してパフォーマンスを向上させるために、トレースは有効になっていません。問題が発生した場合は、次のことをお勧めします。
トレースを有効にする。
この設定は、Mayaのトップメニューで、 Radeon ProRender > Debug > Enable Tracing 、とすることで有効になります。
問題の起きた動作を再現してみてください。
トレースファイルを、単一のアーカイブにパックする。
トレースファイルを見つけるには、トップメニューから Radeon ProRender > Debug > Open を選んでください。
トレースフォルダーには、プラグインの診断システムによって生成されたファイルが表示されます。 YY.MM.DD-HH.MM フォーマットでトレースファイルの日付、時間かわかる形になっている最上位フォルダをアーカイブすることをお勧めします。
Community forums/コミュニティフォーラム でバグレポートを完成させる。
バグレポートで、問題を再現するために使用した手順またはステップを説明し、トレースファイルの入ったアーカイブを添付してください。コミュニティアカウントを持っていない場合は、作成する必要があります。
トレースダンプを無効にする。
これを行うには、トップメニューから Radeon ProRender > Debug を選択し、 Enable Tracing をオフにしてください。
Athena Render Statistics/アテナレンダリング統計
プラグインの使用状況について開発チームにアイデアを与えるために、AMDのRadeon ProRenderは、Athena(アテナ)により匿名のレンダリング統計を収集しています。統計は、静止シーンまたはアニメーションシーンのフレームをレンダリングするたびに収集および送信されます。
収集されるデータには以下が含まれます。
OSの名前とバージョン、言語、ロケール、タイムゾーン設定などのシステムの詳細
CPUやGPUモデル、プロセッサコアの数などのハードウェアの詳細
プラグインのバージョン、使用した3Dソフトウェアなどプラグインの詳細情報
ポリゴン数、画像解像度、レンダーパスのリスト、光源の数、テクスチャの数とサイズ、最大光線設定などの出力の詳細など
レンダリング統計、反復回数レンダリング統計、開始時刻と終了時刻のレンダリング
収集される統計には、ユーザーの識別に使用される可能性のある個人データや詳細は含まれません。
データ収集はデフォルトで有効になっています。データ収集を無効にするには、トップメニューで Radeon ProRender > Athena を選び、 Enable Athena チェックボックスをオフにしてください。