Area Light
エリアライト
エリアライトは物理的に大きさや形状がある面のような照明をシミュレートします。光線は表面のあらゆる点から来て、非常にリアルで高品質な照明効果とソフトシャドウを作成します。エリアライトの例としては、スタジオのソフトボックス、テレビ画面、LEDの壁面、ネオンライトなどがあります。
多くのアーティストは点光源または指向性光源の使用に慣れていますが、現実の世界では、光源には物理的な領域があり、結果としてソフトシャドウが生じます。照明を使用する際、ほとんどの場面においてエリアライトの使用を検討してください。
エリアライトの強度は、ワット、ルーメン、放射輝度、輝度で測定できます。強度コントロールの詳細については、 Common Physical Light Properties セクションを参照してください。
共通プロパティに加えて、エリアライトにのみ適用されるカスタムプロパティもあります。それらの項目はで RPRPhysicalLightShape タブの エリアライト(Area Light) と シャドウ(Shadows) のセクションに記載されています。
Visible/可視
Visible(可視) パラメータは、カメラに対しての光源の可視性を制御します。可視 パラメータが有効な場合、光源は最終レンダリングに表示されます。
このオプションを有効または無効にしても、シーンの照明には影響しません。
Visible: on |
Visible: off |
Shape and Size/形状とサイズ
形状とサイズに関しては、エリアライトは他の種類のライトよりも柔軟かつ芸術的な制御が可能です。
エリアライトの形状を選択するには、 Areal Light セクションの Light Shape パラメータを選びます。
エリアライトの寸法を設定するには General セクションの Area Width および Area Length パラメータを使用します。標準のMayaスケーリングツールにあるビューポートで、直接エリアライトのサイズを変更可能なハンドルなどを使用することもできます。
エリアライトに使用できる形状は多数あります。形状ごとに、シーン毎の単位でカスタム寸法を指定できます。
Disk は2Dの円形光源で、 Area Width パラメーターで半径を設定できます。
Rectangle は2Dの正方形光源で、 Area Width パラメーターで寸法を設定できます。
Cylinder は3D円筒光源で、 Area Width パラメーターで半径を設定でき、 Area Width パラメーターで高さを設定できます。
Sphere は3D球形光源で、 Area Width パラメーターと Area Length パラメーターで寸法を設定できます。
Mesh は、ユーザー定義のオブジェクトに基づく任意の形状の3D光源です。メッシュオブジェクトを選択するには、 Select Mesh ボタンをクリックして、シーン内のメッシュを選びます。
Intensity Normalization/強度正規化
Intensity Normalization パラメータは、エリアライトがスケーラブルな光源となるよう適用されます。正規化を有効にすると、光源の面積が考慮されて光の強度が計算され、光源の大きさを変更しても放出される光の総量は変化しません。強度の正規化を無効にすると、放射される光の量は光源の表面積に比例します。
強度正規化により、エリアライトの表面によって生成される反射の大きさを調整できるため、シーンをより芸術的に制御することができます。
Shadows/シャドウ
Shadows セクションの Enabled パラメータは、他の光源からの光によってその光源の影を投影するかどうかを制御します。このオプションを有効または無効にしても、ライト自体の照明に影響はありません。